日本は政府として、アメリカのドンロー主義に警戒を強めた
アメリカ、ドナルド・トランプ大統領はベネズエラへ軍事行動を起こし、マデゥロ大統領を拘束した。(2026.01.03)
およそ1か月前の昨年12月にドンロー主義を改めて唱えた。おそらく、このベネズエラ工作の実行を思ったからだろう。

日本は政府として1月9日に、アメリカのドンロー主義に警戒を強めたと報道された。
この日本政府の発言はアメリカが許したからだろうと思える。
それは、アジアでのアメリカの存在薄は相対的にも中国の立ち位置を強めることになるという懸念から出た発言と受け取れるからだ。
しかし、アメリカはモンロー主義とは言っていない。あえて、「ドンロー主義」とドナルドをくっつけている。
ドンロー主義のアジア干渉
つまり、アメリカ大陸西半球に対して、不干渉を要求しつつ、ヨーロッパへの干渉をしないという立場は継続しているが、そもそもモンロー主義は1800年代の19世紀中ごろの話で、アジアはそもそも植民地にすることぐらいしか考えられていなかった白人至上主義の中での主張なので、アジア圏に関しては干渉するしないはもともと眼中にない話であり、アジア圏へヨーロッパが植民地なりなんなり干渉することに異議を唱えないという立場だというだけなわけだ。
ヨーロッパが干渉しないのであれば、アメリカは出ていく可能性はないとはいえないし、そうは言っていない。
アメリカ大陸西半球
しかし、どちらにしても今、アメリカ大陸西半球という足元を固めておく必要がある。
その足元を固めるためには、日本と韓国に軍事費の増強をアメリカとして要求するのは当然の動き方となる。
単純に、総括的に損得で、損をしないように目を見張るためだ。
アメリカはこういうスタンスで動いていくから承知していてくれ、と高市さんが首相になったときに、高市さんはそのつもりでトランプさんの話を聞いただろう。
そういう話し合いのためにも、相互関税で話し合いのタイミングをトランプさんは作ったと思う。
アメリカと国交のある国はおそらく全てなんらか会談を行っただろう。
つまり、トランプさんなりに考えて手の内を話せる国には手の内を話し、そうでない国にはそれなりに話すという機会を得たわけだ。
ある意味、アメリカ大陸西半球だけでどこまでやれそうかという値踏みも行っただろう。
資源調査をアメリカにやらせろと話をつけただろう。
ただ、問題は、トランプさんに対する各国の信用の度合いにあったと思う。
親中親露反米の国をひっくり返すだけのことをトランプさんは言えただろうか?
アメリカの試金石
ウクライナとの折衝をみる限り、トランプさんの意図が汲めないと怒鳴り上げるという方法になってしまっていたのではないかと思う。
それでは中南米を、最悪でもメキシコ湾・カリブ海を第一段階としてでもアメリカがまとめるのは現段階ではむずかしいと思う。
しかし、今回のベネズエラは試金石となる。
このベネズエラを美しくまとめ上げることが(時間がかかっても)できれば、信用度は増すだろう。
ここがとても重要なポイントとなる。
アメリカのホワイトハウスから官僚の人たちを結集した頭脳が本当にトップであることを示す大きなチャンスだと思う。
日本の立ち位置
日本は、やるべきことを粛々とやっておくことが現状の国際社会でのバランスを取るために必要なことであることを認識しつつ、三島由紀夫の市ヶ谷での演説を忘れず、彼の死を無駄にしないため(憲法改正なくしても国防という立場でできることをする、それはもしかすると三島のいう武士とは違うかもしれないが、平和憲法を持った国の中での日本の精神性を見せるため)にも、信頼を疑わずに、しかし責任を転嫁せずに堂々と主張・行動することが大切だろうと思う。
Responsibility:
“A sign of trust” means taking responsibility. In English this is so called “responsibility.” Responsibility requires a little time—even one second, even half a second—because it is a response. It takes roughly one second of reflex time from sensing danger to stepping on the brake. I think the proof from the United States for the many conditions Japan accepted as a sign of trust lies in that response time. I sincerely hope the United States feels the weight of the word “responsibility.”
